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赤髪の白雪姫 第17巻 raw / ネタバレ・内容まとめ
あきづき空太 | 白泉社
ビューア
あらすじ
白雪の意志が、クラリネスの閉鎖的な因習を真っ向から粉砕する。貴族子弟を標的とした連続襲撃の背後には、ベルガット家の歪んだ正義と、隠蔽された血の因縁が潜んでいた。疑いをかけられたミツヒデの潔白を証明するため、ゼンは王の側近としてではなく、一人の友としてベルガットの深淵へ踏み込む。タリガとツルバ、二人の剣士が背負う呪縛のような宿命が明らかになる時、白雪はただ見守ることを拒否し、薬草師の叡智と覚悟で運命の糸を切り裂きに行く。 \n2017年3月刊。"
「赤髪の白雪姫 17巻 raw」「赤髪の白雪姫 17巻 ネタバレ」向け。巻の温度感と位置づけを長めに書き、落ちはネタバレ折りたたみへ隔離します。
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ネタバレ(詳細)
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ベルガット家の双子剣士、タリガとツルバを襲った真の恐怖は、外部の敵ではなく、彼ら自身の家系に流れる禁忌の血筋にあった。ミツヒデが容疑者として浮上したのは、彼らが守ろうとした「秘密」を知る者が、王室の人間を陥れることで保身を図った結果に過ぎない。ゼンは極秘裏に調査を進める中で、ベルガット家が密かに進めてきた、人間離れした身体能力を強制的に引き出す非人道的な実験の痕跡を突き止める。タリガはこの悲劇的な連鎖を断ち切るために、自らの体内に毒を流し込むという賭けに出る。一方、白雪はタリガの命を救うため、彼らがかつて被験体として受けた処置を解明し、解毒の理論を瞬時に構築する。城内での静かな駆け引きは、物理的な衝突よりも激しく、互いの信念を削り合う。ゼンは主として王国の秩序を守る責務と、ミツヒデを信じ抜く感情の間で揺らぐことはない。黒幕はベルガット家の長老筋にまで繋がっており、彼らが欲したのは王国の権力ではなく、自分たちの異常性を正当化するための「王の承認」だった。物語は、白雪がタリガの傷口から抽出した毒の成分を特定した瞬間、一気に解決へと傾く。ツルバは弟の救済を条件に全てを告白し、ミツヒデの無実は証明された。しかし、この事件は、国境を越えた先にある、より大きな力の均衡が崩れ始めていることを予感させるものだった。
この作品について
赤髪の白雪姫 第17巻は、シリーズの流れのなかでキャラと関係性が一段深まる位置の巻だ。単行本でまとめて読むとテンポと伏線が追いやすい。
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