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ヴァンパイア騎士 第17巻 raw / ネタバレ・内容まとめ
樋野まつり | 白泉社
ビューア
あらすじ
純血種としての宿命が、優姫と枢を容赦なく引き裂いていく。千年の時を超えて繰り返される吸血鬼と人間の憎しみの連鎖。愛する者を守るために自らの血肉を捧げ、心臓を捧げる覚悟を決めた優姫の決断は、黒主学園に隠された長き因縁に終止符を打つ。滅びゆく夜の王の孤独と、それを抱きしめようとする少女の切なる願い。揺るぎない絆が運命の理を塗り替える、耽美と悲劇が極限で交錯する最終局面。全てを終わらせるための禁断の代償が、今、赤く染まった夜の帳を切り裂いていく。
「ヴァンパイア騎士 17巻 raw」「ヴァンパイア騎士 17巻 ネタバレ」向け。巻の温度感と位置づけを長めに書き、落ちはネタバレ折りたたみへ隔離します。
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ネタバレ(詳細)
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心臓を差し出すという枢の狂気じみた計画は、彼自身の存在を賭した最後の賭けだった。優姫はその事実を知り、彼を止めるために「吸血鬼」としてではなく、一人の「女」として枢の渇きに寄り添う道を選ぶ。だが、枢が目指した先には、純血種という種そのものの滅びが待っていた。優姫は、彼が抱え続けた千年の孤独と、自らの血に刻まれた呪縛を解き放つため、零の持つ「血薔薇の銃」さえも受け入れ、全てのヴァンパイアを人間へと戻す儀式に身を投じる。かつて学園という名の箱庭で育まれた愛憎は、歴史の闇へと消え、優姫と枢、そして零の三角関係もまた、血塗られた過去を背負いながら新たな形へと変貌を遂げる。純血種としての力と魂を犠牲にし、枢は深い眠りにつき、優姫は彼をいつか目覚めさせるための長い旅を始める。それは終わりではなく、永遠を懸けた約束の始まり。血の宿命に縛られた夜の支配者たちの物語は、ここでひとつの結実を見せ、残酷なまでに美しい幕引きを飾る。
この作品について
ヴァンパイア騎士 第17巻は、シリーズの流れのなかでキャラと関係性が一段深まる位置の巻だ。単行本でまとめて読むとテンポと伏線が追いやすい。
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