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SPY×FAMILY 第15巻 raw / ネタバレ・内容まとめ
遠藤達哉 | 集英社
ビューア
あらすじ
東西戦争の火の中で、ヘンリーとマーサは想いを告げぬまま引き裂かれる。従軍したマーサは苛烈な戦場を生き延び、西国で命を拾われたあと、それでも東国へ帰ろうと泥の中を這う。現在のフォージャー家の日常の隙間に、二人の過去が楔のように刺さる。第15巻は、偽家族の笑みの裏で「本当の家族」が戦争に削られた記録だ。
「SPY×FAMILY 15巻 raw」「SPY×FAMILY 15巻 ネタバレ」向け。巻の温度感と位置づけを長めに書き、落ちはネタバレ折りたたみへ隔離します。
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ネタバレ(詳細)
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若き日のヘンリーとマーサは、学校と日常の延長で惹かれ合いながら、国境と軍服が間に割り込む。告白の言葉は戦線の砲声に掻き消され、マーサは従軍看護の列へ、ヘンリーは残された側の無力へ押しやられる。戦場では友人が砕け、泥と血が制服を同じ色にし、マーサは西国側の手で一度は命を拾われる。だが彼女の足は東を向き続ける——帰らねば、会わねば、言葉を言わねば、という一点だけが体を動かす。捕虜や傷病兵の列、内通の疑い、国境の検問が彼女の帰路を何度も折る。現在パートではロイドの任務とヨルの殺気がいつも通り家庭を支え、アーニャは試験やダミアン周りの空気を読みながら「作戦」を転がすが、読者の視界はヘンリー=ハーパー周辺の過去へ強く引っ張られる。戦争が終わっても、言えなかった一文は戻らない。第15巻は、フォージャー家が守ろうとする平和が、かつて誰かから奪われたものであることを、マーサの靴底の泥で証明する。
この作品について
SPY×FAMILY 第15巻は、シリーズの流れのなかでキャラと関係性が一段深まる位置の巻だ。単行本でまとめて読むとテンポと伏線が追いやすい。
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